視覚、聴覚、と来て、今度は嗅覚です。

私は、子どものころから香水が好きで、当時、駄菓子屋にn円で売られていた、子ども用の香水を集めていました。ビー玉くらいの大きさしかない瓶に、本格的なおとなの香水が入っており、ときどきフタを開けては、いい香りにうっとりしたり、ちいさなラベルに書かれた、「夜間飛行」という香りのタイトルに、ドキドキしたりしていました。
香水は、子どもの私にとって、憧れでしたし、素敵なおねえさまの象徴でした。
中学生になったとき、片思いだけど好きな人が出来、早くも、自分がおとなのおねえさまになった、という自覚をしました。まっ先に買いに走ったのは、香水でした。
マリリン・モンローに憧れていたので、モンローの有名な言葉、「シャネルの5番を着て寝るの」を思い出し、デパートに行きましたが、あまりに高価で、買えませんでした。
店員さんが、サンプルを私にたっぷりと、吹きつけてくれました。嬉しくて、天にも昇る気持ちでしたが、「こんなヘンなにおいだったのか」と、ちょっとガッカリしました。
帰りの電車の中、隣に座った高校生男子が、鼻をふんふんつと鳴らしたあと、私をキッとにらみ、いそいで向かいの座席に移ってゆきました。
せっかくいい香りも、つける人に似合ってなければ、台無しになってしまうことを、身を持って知った夏休みでした。
あなたは、自分の香りを間違えていませんか?安心させたり、興奮させたり。香りは、人の気分をあやつることができる、無色透明な魔術師です。
香りは、あなたという女性をアピールする、無言のメッセージです。このあとに出てくる「アリなおねえさま」のところでも紹介していますが、


人生のそこかしこに、忘れられない香りや出会いがあります。あなたも自分を香りで演出してみましょう。


参考: